ボルダリングの危険性について
ボルダリングはフリークライミングのひとつです。フリークライミングの”フリー”には”安全が確保されない”という意味があります。すなわち危険を伴うということです。”危険”への意識を持ち、自らの判断で安全を確保しなくてはいけません。無理や油断は怪我や事故に繋がります。もちろん自分自身だけでなく周囲の安全にも配慮出来なければ登る資格はありません。
着地時の危険性
当施設では着地時の衝撃を緩和するために厚さが30cmもある二層型クライミング専用マットを敷き込んでいます。
しかしながらこのマットがあるといって安全性が100%確保されているわけではありません。
着地点にブラシやチョークバッグがあれば捻挫や骨折の危険があります。経験者であってもミスで不意に落ちることもあり腰や背中からマットに落ちることもあるのです。残念ながら怪我をしてしまう可能性をゼロにすることは出来ません。 利用者一人一人が最低限のマナーを守り、お互いに声を掛け合い安全に気持ち良い環境作りにご協力願います。
登りたいからこそ
登るのが楽しくなってくると「もっと高グレードなものを登りたい」と思うことも出て来ることでしょう。だからといって自分の能力を過信したり、無理をしてしまうと怪我や事故に繋がります。
登山家が山頂を目指す時、「今の自分たちの能力・装備・気候条件などが登頂するのにそして下山するのに十分であるか」
を必ず考えます。それはこの登頂が全てではないからです。無事に帰ってまた次の山の登頂を目指すのです。
ボルダリングも同じこと、無理な一手を出して怪我をするくらいなら、我慢して降りる。そうすればまた自らの能力を高めて再びトライできるのです。自分の心の中までコントロールしてこそクライマーなのです。
※危険な登りをする方・安全な着地体勢をとらない方などは、ご本人や他の利用者の安全のためにスタッフの判断でご利用をお断りすることがございます。